adtech studio

CCSE2018開催報告

By iwamoto

参加報告

2018年7月1日 明治大学中野キャンパスにて9社合同の研究カンファレンス
CCSE2018(Conference on Computer Science for Enterprise)を共同開催いたしました。
私(岩本)は運営委員長として運営に参加していので、開催に至って経緯をまとめます。

CCSE2018とは

CCSEは企業の研究所が中心となって研究発表を行うイベントです。
企業研究所では自社サービスの発展やイノベーションを起こすことを目的とした研究が行われています。CCSEはそのような企業研究を議論・発展させ、企業の研究を広く認知してもらうことを目的に開催に至りました。マシンラーニングやコンピュータビジョンなどのAI技術や、ロボット、IoT技術など、幅広い領域の研究について一日で触れることが可能です。そしてCCSEは発表を「聞く場」ではなく、「議論する場」として存在します。(ウェブサイトより

9社が20以上の研究を10分で発表し、聴講者と議論が行われました。想像以上に議論が活発に起きとてもよかったと思っています。

CCSEを開催した理由

”研究にとって非常に大きな機会損失が日常的に起きている”という危機感からCCSEを企画することにしました。

議論する場が足りない

研究者にとって議論は研究を発展させるだけではなく、新たな知識を得るために非常に重要な要素です。学会は議論する場として非常に重要で弊社も積極的に参加しています。しかし、企業の研究は「学術的な新規性が少ない」などの理由から学会で発表できないケースが存在します。そのような場合は社内の研究者同士で議論を繰り返しますが、それだけでは十分ではないことがあります。

企業研究所の認知が少ない

「研究者になりたい」と思った時に自分の研究がどこでやれるのかすぐにイメージがつく人は少ないのではないでしょうか?学会に参加していると企業の研究を見ることはありますが、それだけでは研究所の全容はなかなか見えずらいと思います。もしかすると自分の研究がその企業とマッチングするのにその機会を「知らない」というだけで失っているのかもしれません。
研究所には大きなミッションがあり、そのミッションを他の方々と共有することで、企業の研究所の名前を覚えるだけではなく「何をやっているのか」、「何を目指しているのか」を覚えてもらえるのではと思っています。
そのためウェブサイトには発表内容だけではなく、発表者の経歴が見えるページも準備しました。研究者だけではなく、どのような研究者が発表しているかも知ることができます。

共感してくれる他社の研究者

上記の問題を解決するためにCCSEの構想は3年前から行っていました。CCSEを開催するために最も重要なのは「多くの研究所が共同で開催すること」だと考えていたので、他社の協力は必要不可欠でした。そこでまず、楽天技術研究所、メルカリ、Unity Technologies Japanの方々に今年の2月に相談するとすぐに7月開催でやろうという話になりました。そしてスタートトゥデイテクノロジーズ研究所さんの協賛が決まり本格的に運営準備に入り最終的には9社の発表が決まりました。
開催場所も特定の企業のオフィスではなく、学術の場として大学を利用するということもその日に決まりました。

運営

かっこいいカンファレンスを作る

私はCCSEを絶対「かっこいいカンファレンス」にすると決めていました。「CCSEの壇上に上がりたい」そう思ってもらうためには発表のクオリティだけではなく、運営も手を抜けません。そのために運営委員と広告、動画、パンフレット、バックパネルそして懇親会のメニューを徹底的にこだわりました。
そのおかげで初めての試みにも関わらず430名もの応募があり非常に活発な議論が繰り返されました。また発表者の方々からも好評で、来年も参加したいという声もいただきました。

今後のCCSE

現状集まっているアンケートでは100%の方々が「また開催してほしい」と回答してくださっています。この結果を踏まえ運営委員と議論を行います。ちなみにCCSEはこのイベントだけではなく、研究業界を盛り上げていく組織です。ライバル関係にある企業かもしれませんが、互いの技術力を向上させるために議論を行える場を今後とも作っていきます。

サイバーエージェントは今後も自社だけではなく学術領域そして研究業界が盛り上がる取り組みを積極的に行います。我々のビジョンに共感し、大きなビジョンを持っている研究者の方のご応募お待ちしております。

後半は発表された内容についてまとめます。